男性社員の育児支援制度利用者インタビュー
Interview
育児支援制度を利用した男性社員
住永 紘一
エンタープライズ開発本部 開発3部 スペシャリスト
2021年11月に第一子誕生。約1カ月の育休を取得。
育休期間
2021/11/29 - 2021/12/31
山田 真也
エンタープライズ開発本部 開発1部 部長
2021年12月に第一子誕生。約2カ月の育休取得。
育休期間
2021/12/20~2022/2/11
坂元 淳
エンタープライズ開発本部 開発1部 リーダー
育児在宅期間
2020年11月に第二子誕生。育児在宅勤務に切り替え。
インタビュアー
遠藤 あゆ美
管理本部 人事総務部
2017年3月に第一子出産。自身も育児休業を取得し、
現在時短勤務で仕事と育児の両立に奮闘中。
遠藤
まず、育休をとろうと思ったきっかけはなんですか?
また育休をとることに対して不安はありませんでしたか?
住永
我が家の場合、里帰り出産ができなかったのと、出産直後はとても大変だと聞いていたので、産後1カ月は育休をとろうと思っていました。職場も育休を取りやすい雰囲気だったので不安はなかったですね。
山田
私の家も両親が遠方でヘルプを頼みにくい状況だったので、数か月は育休を取得するつもりで考えていました。また会社としても男性社員の育休を推進していて、管理職の取得実績もあるので、取得しやすかったです。
遠藤
会社の取りやすい風土や男性社員の育休実績が後押しになったのですね。
では、坂元さんは育休ではなく育児在宅勤務を利用していますが、
どうして在宅勤務を選択したのですか?
坂元
第二子出産の際に利用したのですが、第一子の時に妻の体調がなかなか安定しなかったので、第二子のときは少しでもフォローできる状態にしたかったのが理由です。
そこで妻と相談しながら第二子は妻が、第一子の世話は自分が中心でしようと決め、育休より在宅のほうがうちには合っているよねとなり、育児在宅勤務を選択しました。
遠藤
育休だけでなく在宅勤務や時短勤務など社員が希望した働き方を選択できるのは、当社の育児支援制度のメリットですね。
では、育休や育児在宅を取ることに対して家族や職場の反応はどうでしたか?
住永
妻はとても喜んでくれましたし、上司も快諾してくれて、状況によっては育休延長してもいいよとも言ってくれました。周りのメンバーもしっかりカバー体制をとってくれて心強かったです。
山田
育休を取ることは全く問題なかったですね。ただ自分は管理職なので、自分のいない間の業務や承認ルートの確認など、関係している部署やメンバーにはあらかじめ話をし、いない間の進め方を早めに決めながら仕事を進めていました。
坂元
私も育児在宅を選ぶことを上司や同僚は快く受け入れてくれました。子供の面倒をみながらだとどうしても離席しがちになってしまうので、チャットのメッセージ機能を活用しながら自分の状況を知らせるようにしていました。業務中にちょっと席はずしますと伝えたときも、皆さんサムズアップしてくれました(笑)
遠藤
なるほど!仕組み作りや環境を整えておくことも大切ですよね。次に、育休中や在宅勤務中の経験談を聞きたいのですが、いかがでしたか?
住永
私は掃除や洗濯などの家事と、育児面ではミルクをあげたり沐浴などをおこなっていました。育休前はできるだろうと思っていたのですが、実際は全然そんなことなくて。育児を甘く考えていました。全部一気にやるのはなかなかしんどくなってしまうので、食事や子供の世話は妻と分担しながらやっていました。
山田
私の家は授乳以外の家事・育児は、出来る方がするスタンスでした。妻は授乳があるので優先的に休んでもらって、後は自分が頑張るという時も多かったです。
家事は食材の宅配サービスなどもうまく利用しながらやっていました。夜なかなか寝ない子だったので、しばらくは睡眠不足でしたね。
坂元
基本的な家事は早朝に済ませ、日中は状況に合わせて子供の世話を交代しながら行っていました。夜は上の子がしっかり睡眠できるように寝室は分けて、第二子と妻、第一子と私という組み合わせで別室で寝ていました。
遠藤
子育ては、体力的にも精神的にもエネルギーをすごく消耗しますもんね。
奥さんにも休息の時間をつくってあげたり、兄弟の子へのフォローも大切ですよね。
では、育休を終えて職場に戻った感想は?
住永
復帰直後は「自分って何の仕事をすればいいんだっけ?」と戸惑いがありました。でも私がスムーズに仕事に戻れるように、上司やメンバーが業務確認のMTGを設定してくれていて、周りのサポートにとても支えられました。
山田
復帰時の雰囲気については復帰前と変わらずで、安心しました。また、復帰後は状況にあわせてリモートワーク制度を活用させてもらいました。会社の制度にも助けられましたね。
坂元
いい意味で特に変わりはなかったです。山田さんが言うようにリモートワークが定着しているので、どちらの勤務スタイルを仕事が進めやすいとかそういった悩みは無いです。また、育児在宅をとっているからといって、同僚や上司からの反応が変わることもなかったですね。
遠藤
職場に戻ってからも、会社の制度をうまく活用しながら自分の働きやすい働き方を選択されていたのですね。では最後に、育休(また育児在宅)を取得したからこその想いや考えの変化について聞かせてください。
住永
産まれてすぐはワンオペだと本当に大変だと思いしらされました。でも育児に専念するという機会はなかなかできない経験なので、育休をとってよかったです。
とはいえ仕事においては長期で不在になるので、早めに上司に相談&仕事の引継ぎを行い、周りに迷惑をかけないようにするのはマストだと思いました。
山田
子どもが産まれてすぐから協力したことで夫婦二人で一緒に育児をする土台にもなりましたし、男性の育休取得は推奨していきたいです。
坂元
第一子の時には見られなかった、成長の瞬間(初めて立った、〇〇という言葉が言えた等)にいれたこと、第一子の幼稚園での出来事を直接聞くことができたことですね。この二つは、出社していたら体感できないことでした。また育児在宅制度を利用して、育児をより自分事としてとらえるようにもなりました。
山田
私も働き方を見つめなおす機会にもなりました。価値観の変化というか、物事の見方が少し変わった気がします。育児に限らず、人それぞれ、いろいろな事情があると思います。そこに対してどうフォローができるのか、より深く考慮しないといけないなと再認識しました。そういった意味でもとても貴重な機会でした。
遠藤
育児というライフイベントを通して、働き方や生き方に対して考え直すきっかけにもなったんですね。世の中も働き方がどんどん変わってきているので、当社も社員一人一人が働きやすい多様な働き方をもっと推進して、実績をさらに増やしていきたいですね。皆さん、ありがとうございました!
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